タグラグビーの紹介
タッチラグビー・タグラグビーは安全なスポーツです
タグ・ラグビーを理解する前に、重要なことがひとつあります。それはタグ・ラグビーの精神を理解することです。タグ・ラグビーでは次に述べる5つの精神を大切にしています。
1.フレンドシップ
タグ・ラグビーのゲームを楽しむためには、一緒にプレーするチームメートとともに、相手がいなくてはなりません。味方も相手もゲームを楽しむための欠くべからざる「仲間」であり、お互いに相手を尊重する気持ちがなくてはいけません。2.セイフティーファースト
タグ・ラグビーはまず何よりも安全でなくてはいけません。もちろん世の中には100%の安全はありませんが、指導者は安全第一を心掛け、最大限の注意を払わなくてはいけません。3.フェアプレー
ルールを順守しフェアプレーに徹することは、タグ・ラグビーにかかわらず、スポーツの基本です。反則をしてでも勝とうだとか、レフリーにばれなければよいといった態度は、まことに戒めいられるべきです。
4.レフリー絶対
たとえレフリーの判定に不服があったとしても、また判定が間違いだと確信を持っていたとしても、その判定に従うのがレフェリー絶対の精神です。レフリーも人間です。間違いを犯すことがあるでしょう。レフリーも自分のベストをつくし、ゲームを楽しもうとしていることを忘れてはいけません。5.ノーサイドの精神
どんなに激しい攻防があり、1点を争うゲームであったとしても、ゲームが終われば、多くの場合どちらかが勝ちどちらかが負けることになります。結果がどうであれ、ゲームができたことへの感謝の気持ちを、レフェリー、チームメイト、そして相手チームのプレーヤーに持ち、お互いに健闘を称えあうことが大切です。その表現のひとつとして、試合終了後はなるべく多くの人と握手したいものです。公式ルールとローカルルール
以下に日本語訳したビーチ/インドアタッチタッチラグビー(オーストラリアではBeach/Indoor Touch)のルールは、Federation of International Touch(国際タッチ連盟)の公式ルールとして公開されているものです。日本で行われている前方へのパスを認めている複数のビーチフットボール・ルールとは若干異なります。
このルールの特長として、競技区域内での攻守の人数に差を設けることで、攻撃チーム側に得点する可能性を高めている点があります。そうすることで両チームによる『得点』の奪い合いや身体能力差ではない『駆け引き』による面白みを増すことに成功していると実感させられます。また、1チームの人数も少ないので、普段練習をやられているチーム内で更にチームに分けてドリル・ゲームやウォーム・アップ・ゲームとして楽しむことができると思います。
自分達で楽しむ際には、この公式ルールを自分たちのスキルや環境や嗜好に合わせて変えて楽しんで下さい。公式ルールを絶対の権威と考えずにその書かれている内容に理解を示しつつ、自分達なりにアレンジして下さい。
国際タッチ連盟前会長のCARY THOMPSON氏の記名入りのルールブックの最後にも同様に注釈が加えられています。
〔おまけ〕日本のビーチタッチやタッチフットでは、1回タッチ毎にレフェリーが笛を吹くようですが、タッチラグビー式では、@反則があった場合A得点があった場合B(多分)試合開始と再開の時にだけレフェリーは笛を吹きます。笛を吹くよりも、オフサイド・プレーヤーへの事前の警告とオフサイドの反則が行われた際のアドバンテージ裁定の可否に重きを置いて下さい。
〔おまけの追加〕レフェリーは、サイドラインの外を移動します。サイドラインの内側でデフェンスの裏だとアタック側のスペースが少なくなります。
〔おまけ(その2)〕このビーチ/インドアタッチのルールの邦訳は、楽しい作業でした。ルールその1、定義で水着やTシャツの軽装を原文では、 Attire(日本語で豪華な衣装、盛装)としていたり、このルールではレフェリーはサイドラインから判定・裁定を行うのですが、レフェリーと同時に交替プレーヤーや観衆もサイドラインにいる事になります。ルールでは、レフェリーがサイドラインにおける唯一・・・という記述があり、どこの国の愛好者や観衆も一つ一つのプレーやレフェリーの判定・裁定に対して『○△×□!』って叫んでいるんだなー。と。。。
Federation of International Touch(国際タッチ連盟)の公式ルール
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ルール1:用語と定義
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ルール2:チーム編成
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ルール3:楽しみ方
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ルール4:プレーヤーの掟
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ルール5:引き分けゲーム
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ルール6:レフェリー
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ルール7:レフェリー・シグナル
ルール1:用語と定義
* タッチ成立後、試合開始、再開時のパスをする際に一歩(あるいは数歩)踏み出す。
* サイドラインを踏み越える。
* (タッチ成立後)『プレイング・ザ・ボール』の時に地面に付けることを行わない。
* タッチされた後に、『プレイング・ザ・ボール』を行わない。
* タッチされ『プレイング・ザ・ボール』前にパスを行う。
* 前方にパスする。
* 攻守交替の際に、ボールをマークの上に置かないか、最も近くにいる相手に手渡さない。
* オフサイド位置にいる。
* 防御プレーヤーのタッチ失敗*A defending player failing to effect a touch
* 『プレイング・ザ・ボール』の妨害
* 非スポーツマン的行為
* ボールを持つチーム・メイトよりも前方にいる。
* タッチ後に3メートル退かない。
* 侵害行為の後3メートル退かない。
* 『プレイング・ザ・ボール』中に相手から3メートル以内にいる。
* 競技開始または再開時にハーフウェイ・ライン上かその後方にいない。
ルール2:チーム編成
i)5人編成を1チームとし、内3人だけがボール保持がある間は同時に競技区域上にいることが認められ、チームが防御している間は競技区域にいることができるのは最大2名とする。
ii)競技に参加していないプレーヤーは、チームメイトが交代を希望するまで、サイドラインの外で座って待つ。彼らは、交代を希望するプレーヤーがサイドラインを越えた後にだけ、立ち上がって(競技区域に入り)競技に参加できる。
iii)プレーヤー(複数)は、いつでも交代することができる。身体の接触は必要ないが、自分自身が座っているサイドライン側のオンサイド位置から入替えられる必要がある。ただし、得点が記録された後は、好きなやり方で交代できる。
iv)男女混合チームは、必ず最小数2名の女性プレーヤーがいること。女性プレーヤーの内1名は、常に競技区域に必ずいること。
ルール3:楽しみ方
i)相手チームより、より多く得点することを目当てとする。
ii)レフェリーは、両チームの代表者にトス(またはジャンケン)を成立させ、勝ったチームがエンドと最初の攻守を選ぶことができる。引き分けの場合は、「シュート・アウト(Shoot-out)戦」とし、トス(またはジャンケン)に勝ったチームが、前半で選択したサイドと攻守の側となる。
iii)ゲームは、試合を開始する側のチームか、得点され再開させる側のチームのスコアライン上のどこの位置でもよい地面に置かる。レフリーの笛の合図で、ボールは攻撃チームのプレーヤーによって拾い上げられ、必ず直ちにパスされなくてはならない。ボールを拾い上げたプレーヤーは、パス動作の一部としての踏み出しを除いて、パスを完了するまで、移動することはできない。
iv)攻撃チームによる競技開始・再開時の全てのルール違反は、違反していないチームへのボール保持の交替しハーフウェイ・マークからの再開とする。
v)ボールを保持するプレーヤーは、相手との駆け引きを試みる間に走ってもよく、ボールをパスしてもよい。保持を続けるために、攻撃チームは、タッチ成立後にボールを競技状態に戻すため以外には、絶対にボールを地面に付けてはならない。このこと(地面にボールを付けてはいけない)は、防御チームがボールを結果として地面に付けた際も適用される。ボールはキックされることはない。
vi)ボールを保持するプレーヤーへのタッチが成立したならば、そのプレーヤーは必ずマークに戻り、『プレイ・ザ・ボール』しなくてはならない(具体的には、ボールを地面につける)。そして直ちにボールをパスする。繰り返しになるが、パス動作の一連の流れを除いては、足の踏み出しはしてはならない。
vii)ボールは、タッチ成立後、必ず明確に見せることが許されなければならない。『プレイ・ザ・ボール』の際の、全ての侵害行為は、侵害行為を行ったプレーヤー個人はマークの位置から10メートルの罰退位置とするものとし、その他のプレーヤーは5メートルの罰退とする。スコアラインから5メートル以内では、ペナルティ・ポイントが与えられる。
viii)チームは、4回のタッチが成されるまで、または反則で相手ボールとなるまで、ボール保持することができる。競技は、ボールを地面に付けパスすることで再開される。
ix)ボールが空中を動く間に、防御プレーヤーが触れられた場合も、攻撃チームは必ずタッチ数を継続しなくてはならない。チームは、決して防御プレーヤーの行為で「再び4回」を得ることはない。
x)防御チームは、ボールが地面に触れたなら直ぐに、タッチを行うために前進してよい。
xi)如何なる非スポーツマン的行為も、侵害行為が行われた位置からスコアライン方向に5メートル前進した位置をマークとする。
xii)ボールを保持するチームは、スコアライン上かスコアラインを越えたサイドラインよりも内側の地面に、タッチされないか、タッチされるよりも前にボールを置くことで1点記録することができる。
xiii)得点後のボールは、そのマークに置かれるか、直ちに一番近くにいる相手チームのプレーヤーに渡される。この二つに違反した場合は、違反したチーム側の反対の位置でペナルティ・ポイントが科せられる結果となる。競技は、通常の得点後と同様の方法で再開される。
xiv)競技は、1分のハーフタイムを挟んだ7分ハーフ、合計15分で行う。
ルール4:プレーヤーの掟
i)非スポーツマン的行為は、ボール保持権の喪失、または5メートルの罰退か、同時に退場となる。
* 攻守交替時にボールを関係のない方向に投げる。
* ルール違反を続ける。
* 喧嘩ごし、力付くで競技を行う。
* レフリーや大会役員への悪口をいう。
* 足をかける。
* 相手をののしること。
* レフリーが非スポーツマン的行為を考える全ての行為。
ii)残り試合時間退場となったプレーヤーは、当該のゲームには参加できないが、チーム・メイト4人のうちの1人と交代することができる。退場となったプレーヤーは、競技区域を離れなくてはならず、チームと合流し座ることはできない。
iii)プレーヤーは、レフェリーの絶対的な配慮により、一時退場としてもよい。チーム・メイトは、彼ら自身が残り時間退場となっていないという条件で、一時退場となったプレーヤーと交代してもよい。
ルール5:引き分けゲーム
引き分け試合の場合に、1チームだけを勝者として選ぶ必要がある際は、「1回タッチのシュート・アウト(Shoot-out)戦」が用いられる。
i)シュート・アウト(Shoot-out)戦は、3人の攻撃プレーヤーが、相手チームの2人の防御プレーヤーに対し競技区域一杯を使い駆け引きし、タッチされることや侵害行為を行うことなく得点を競う方法である。
ii)チームは、得点を試みる1回の試行毎に攻守を入替える。両チームが同じ回数の得点を得るための試みを行い、結果が現れるまで続けられる。
ルール6:レフェリー
i)二人のレフェリーがそれぞれのゲームを審判を務める。レフェリーは、両サイドラインの外にそれぞれ立つ。彼らはサイドラインにおけるルールと事柄間に関する唯一の判定者であり裁定者である。
ii)レフェリーは、防御プレーヤーに「オフサイド」と声かけしてもよく、それに続くボール保持者と防御プレーヤー間のいかなる身体の接触も、防御プレーヤーが合法的にタッチすることができる位置に下がるまでタッチとはみなされない。もし違法のタッチが実施されたならば、レフェリーは『プレイ・オン!』を宣するか、あるいは同時にアドバンテージ無しが明確であればペナルティを科す。
iii)二人のレフェリーが同じ権限を持つ。
iv)二つの笛が同時に鳴らされた場合は、レフェリー(複数)の協議とし、異議のあるレフェリー(それは、二つ目の笛を吹いたレフリーである)が最終判断をする権利を持つ。
v)両レフェリーは、チームに対し得点宣言が成される前、そしてレフェリーが違法と認める防御プレーヤーの回避不可能でない行為により公明正大な得点が妨げられることによってペナルティ・ポイントが裁定される際にも、必ず(シグナルで)承認しなくてはならない。
ルール7:レフェリー・シグナル
i)裁定の容易さのために、レフェリーにより基礎となる3つのシグナルだけが用いられる。それらは
1. 侵害行為が認められた時に、手を上に挙げる。
2. ボール保持権のあるチームを指すために、手を肩の高さを水平に伸ばす。
3. 得点を指し示すために、地面を手のひらで斜めに指し示す。
ii)レフェリー(複数)は、彼らの判断をプレーヤーに伝えるために『声かけ』を行い、得点を裁定する前のレフェリー間の肯定応答には「うなずき」または「肯定形式表現」だけが必要となる。腕は、トーナメントの統制区域で試合開始の準備が整ったとして垂直に空を指すだろう。
インドア・ゲームのための注記
* 競技時間は、参加者のスキルや環境に合わせて様々にして構わない。
* 得点するためにボールをスコアラインを越え床に置くことは絶対的な義務ではない。
* このルールは、全ての参加者の安全を確実に保証するためにインドア・コートの状況や環境に適応し調整されることが望ましい。
